フラワー園
宮古島を代表するブーゲンビレア(市花)や250品種以上もある色鮮やかなハイビスカス、沖繩三大名花のオオゴチョウ・サンダンカ、キンレイジュ、アラマンダなど四季折々にたくさんの花々が出迎えてくれます。
- ブーゲンビレア1・・・半つる性の熱帯花木で、この名はブラジルで木を発見した探検家ブーゲンヴィルに由来しています。
- ハイビスカス・・・エジプトの美を司る「女神ヒビス(hibis)」と、ギリシャ語の「似る(isko)」が合わさり、「hibiscus」と呼ばれるようになったそうです。ハイビスカスは、咲いたらその日のうちに枯れてしまうという「一日花」ですが、次から次へとつぼみをつけて新しい花を咲かせていきます。
- アラマンダ・・・18世紀スイスの植物学者「アラマン」の名前より名づけられました。明るい黄色の花がたくさん咲きます。
- キンレイジュ・・・黄色いトランペット型の花が鈴なりに咲きます。いい香りがします。
- オオゴチョウ・・・・デイゴ、サンダンカとともに沖繩三大名花の一つで、赤~オレンジ色の蝶型の美しい花が咲きます。ただし枝には鋭いトゲを持つのでご注意下さい!やはり美しいものにはトゲがあるのですね(笑)!
- キバナノオオゴチョウ・・・オオゴチョウといえば、赤~オレンジですが、黄色品種もあります。
- クロトン・・・別名「変葉木(ヘンヨウボク)」とも呼ばれているほど、変異しやすい植物で、葉の大きさや色、形にたくさんのバラエティーがあります。異なる品種を混ぜて植えると、さらに引き立って見えます。
- ヤエヤマオオタニワタリ・・・林の中によく自生しており、他の木の幹に着生していることもあります。新芽は天ぷらやサラダにして食べると美味しいです。
- クワズイモ・・・宮古島では、庭先や道路脇、林の中、あちこちに自生しています。見た目はサトイモに似ていますが、その名の由来は「食わず芋」。毒性があり、食べられません。
- イソヒヨドリ・・・農園内でよく見かける鳥で、オスは鮮やかな青色、メスは茶褐色をしています。
<ブーゲンビレア> 花言葉:情熱
ブーゲンビレア(Bougain billea)は南アメリカに分布するオシロイバナ科イカダカズラ属のつる性低木です。栽培種は、ブラジル原産のグラブラ系・スペクタビリス系とコロンビアにかけて分布するペルビアーナ系が交配されて出来たものです。現在の園芸品種の多くは、グラブラ種とペルアーナ種との雑種である「バッティアナ系」から作られてものです。ブーゲンビレアの花は色彩豊かですが、色のついた部分は花びらではなく葉の変化した「苞」で、本当の花は苞の中にある筒状の部分です。ただし花びらは無く萼(がく)だけです。
花びらのように見えるのは、葉が変化した「苞(ほう)」で、3枚の苞が1組になっています。苞の中にある白い筒状のものは「萼(がく)」で、実はブーゲンビレアには花びらがありません。
ブーゲンビレアGallery
当園で鑑賞できるブーゲンビレアをピックアップしました。季節によっては鑑賞できない品種もありますのでご了承ください。(画像は3秒ごとに自動再生されますが、カーソルを画像に重ねて左右の矢印をクリックして手動で再生することができます)
- クイーンエリザベス(四季咲き)・・・苞は中型で、赤紫色。多花性。耐寒性が強い。
- カルフォルニアゴールド(四季咲き)・・・バッティアナ系の品種。苞は黄橙色。多花性。強く作りやすい。鉢植え向きの品種。
- エンゼルオレンジ(四季咲き)・・・葉は黄の砂子斑、苞は橙黄色からベージュに変化する。性質はとても強いため、鉢栽培がおすすめ。
- クレープリーフ(開花は秋から春)・・・葉はちぢれて波打ち、ちりめん状になる変わった品種。苞は小型で濃い赤紫色。花つきはあまりよくなく、成長は他の品種より遅い。
- ゴールドウェーブ(四季咲き)・・・葉はクリーム色の外斑。苞の色は黄橙色で中型。葉と苞は縁がやや波打つ。花もちは良くない。
- サンデリアナ(四季咲き)・・・グラブラ系の代表品種。明るい赤紫色。丈夫で耐冬性が強く、多花性。沖縄では最もよく見かける品種。
- ジンダーオレンジ(四季咲き)・・・葉は黄色の中斑だが、斑の入り方は不鮮明。苞は中型でオレンジ色。鉢植え向きの品種。
- ジンダーピンク(四季咲き)・・・葉は黄色の中斑だが、斑の入り方は不鮮明。苞は中型で鮮やかなピンク色。花もちは良くない。
- ジンダーレッド(四季咲き)・・・葉は黄色の中斑だが、斑の入り方は不鮮明。苞は中型で紅色。花もちは良くない。
- タイヨウ(四季咲き)・・・葉はクリーム色の外斑。苞は鮮やかな緋赤色。花もちは良くない。生育もすこし遅いが、観葉植物として鉢植えにも向く品種。
- ティンマ(四季咲き)・・・メリーパーマー(スペクタビリス系)の斑入り品種。葉には葉脈に沿って黄白色の斑が不規則に入る。同じ株に白と濃いピンクの花をつけるが、生育状態によって苞の色の比率が変化するため、ピンクだけになるときもある。生育旺盛で成長が早い。
- はじらい(四季咲き)・・・マヨイの斑入り。
- パピヨン(四季咲き)・・・メリーパーマーの枝変わり品種。苞は白色で、脈に沿ってピンクが入る。
- バンコック(四季咲き)・・・八重咲き品種で、苞の色は濃い赤色。枝先に大きなかたまりとなって見事に開花する。生育はあまり旺盛ではないが、作りやすく、苞の色は長持ちする。また枝のとげが短いので扱いやすい。
- ブライダルブーケ(四季咲き)・・・バンコックの枝変わりで、八重咲き品種。苞の色は白にピンクの縁取りが入る。色の入り方は光線の強弱によって変化し、弱光線下はほとんど白くなる場合がある。
- プリティーピーチ(開花は秋から春)・・・グラブラ系の品種。苞は淡桃色にピンクのボカシが入り、開花にしたがってピンクが濃くなる。
- プリティーブルー(開花は秋から春)・・・グラブラ系の品種。苞は紫色。開花時期は、肥料と水を切らさずにあげれば、次から次へと咲き続ける。作りやすい品種で、特に鉢植え向き。
- プリティーホワイト(開花は秋から春)・・・グラブラ系の品種。苞は純白色。もりもりと咲き、花もちが大変良い。
- マーギラベンダー(開花は秋から春)・・・グラブラ系の品種。苞は大型で長楕円形。3組の苞は水平に近く開く。開花後の苞は垂れ下がって長い間残る。
- マヨイ(四季咲き)・・・苞の色は、咲き始めは白色で、次第にピンク色を帯びる。多花性だが、花もちは良くない。
- レインボー(四季咲き)・・・苞は濃いベージュからピンク、そして赤と開花の段階に従って変化する。芽吹きが良く、生育旺盛。露地植え、鉢植え、どちらにも適する
<ハイビスカス> 花言葉:新しい恋
ハイビスカス(Hibiscus)は、世界の熱帯・亜熱帯地方に広く分布するアオイ科の低木です。原種はインド洋マスカレン諸島や、ハワイの島々にわずかに残るばかりですが、20世紀初頭より、交配の試みが続けられ、現在では10,000品種以上もあります。宮古島ではよく台風にやられ、葉が全部なくなってしまうこともありますが、1週間ぐらいで新芽が一斉に吹き出し、あっという間に復活します。さすが「新しい恋」ですね。当ハイビスカス園には、稀少な原種をはじめ、ハワイアン系、オールド系、コーラル系など、合わせて約250品種がご覧頂けます。
ハワイアン系Gallery(A行・あ行)
ひらひらとした大輪の花、丸い葉などが特徴。ゴージャスな花だけに愛好家も多いが、他系統よりもやや弱く、成長も遅いため、繁殖は主に接ぎ木で行う。(画像は3秒ごとに自動再生されますが、カーソルを画像に重ねて左右の矢印をクリックして手動で再生することができます)
【掲載リスト名】
AD63、AD545-3、AD592-2、AD637-4、ADサピア、ADマヌカ、TS5、アイリーンコリンズ、あかね、アカプルコゴールド、アリウィ、アリスウォルフ、アンティークローズ、イエロースター、イカルス、インパルス、ヴィクトリア、エミーリン、エリーゼ、エリカ・ニコル、エレファントイヤー、エンパイヤ、オレンジスプラッシュ、愛らしき娘、綾姫、永久の恋、海美(うみ)、薄紫の吐息
- AD63・・・黄色味がかった朱色の花びらは、よく見るとうすく黄色の筋入っています。何色とも言えないソフトな色合いは見る人の心を癒してくれますね。でもこれは何色だ??
- AD545-3・・・とても良く咲いてくれる中型八重咲きの品種です。フリフリのうすクリーム色が可愛らしいのですが、中心が濃ピンクの為、引きしまって見え、存在感抜群です。
- AD592-2・・・くしゃくしゃにした和紙のような花びらのゴワゴワ感が魅力の品種です。斜めに入る中心の濃赤、広がる紫、エッジを彩るピンク。高級感たっぷりのハイビスカスです。
- AD637-4・・・赤ピンク色の花びらに、中心は濃ピンク、とても鮮やかな品種です。ハイビスカス園にある品種「ルビーアイ」に似ています。大人の女性を思わせるハイビスカスですね。
- ADサピア・・・「エドワード・サピア」はアメリカの人類学&言語学者で「言語は人の考え方に影響を与える」との新説を発表しました。
- ADマヌカ・・・マヌカとは、ニュージーランド原産のフトモモ科の木で、高さは5~8mになる植物です。ニュージーランドの先住民マオリ族の間では薬木としてとても大切にされてきました。
- TS5・・・紅オレンジ色のような花びらに、所々に黄色の筋が入る八重咲き品種です。中心は濃い赤色なため、花全体がギュッとしまっている感じがします。
- アイリーンコリンズ・・・1995年に初の女性スペースシャトルパイロットとなったのが「アイリーン・コリンズ」さんです。
- あかね・・・西表島よりの品種です。オレンジがかった朱色のとてもかわいらしい花を咲かせてくれます。夕日を浴びて茜色に照り映える夕焼け空のようなハイビスカスですね。
- アカプルコゴールド・・・アカプルコとは、メキシコ南部、太平洋岸にある都市で、年中陽光にあふれた常夏の地です。また風光の美しさから「太平洋のリビエラ」とも言われています。
- アリウィ・・・りんごのように丸い花弁に、金粉をまぶしたようなユニークな品種です。アリウィとは、ハワイ語で「高貴な人」をあらわす名前です。
- アリスウォルフ・・・アメリカからの品種で、優しいピンク色の花びらが特徴的な超大型ハイビスカスのひとつです。エッジに向けて広がる白い筋もまた美しさを一層引き立てていますね。
- アンティークローズ・・・ハイビスカス園芸品種、ひとつの頂点とでも呼ぶべきゴージャスなアンティークローズ(=古代のバラ)です。花びらの質感、色合いともに絶妙ですね。
- イエロースター・・・黄金色花びらの、小ぶり八重咲き品種です。半球状には成りませんが、咲いた1つ1つが個性ある形に花開きます。まるで小さなスターの卵たちのようですね。
- イカルス・・・王の怒りにふれ、幽閉されてしまったイカルスと父ダイダロス。鳥の羽根をロウで固め、窓より脱出したが、父の忠告を忘れたイカルスは、空高く飛び、太陽でロウが溶け、墜落してしまう。
- インパルス・・・同ハウス内の「ムーライズ」とよく似ていますが、こちらの品種の方がやや大きく、鮮やかなレモン色なのが特徴です。インパルスとは衝撃波のことだそうです。
- ヴィクトリア・・・ハワイ王朝との関係も深い大英帝国の女王ヴィクトリアの名を頂いた品種で、別名「ピーチブロー」。古くからある八重咲きの花で花柱が複数あります。
- エミーリン・・・とても明るいチアガールのように陽気なハイビスカスです。大輪で樹勢も強く、申し分なし。名花のひとつと呼んで間違いありません。
- エリーゼ・・・派手すぎないピンク色の、小ぶりで可愛らしい、上品さのある品種です。小春日和に街へ出かけていく少女をイメージさせるハイビスカスです。
- エリカ・ニコル・・・ハイビスカス界で最もエレガントなお姫様が、この「エリカ・ニコル」です。花から受ける印象とは違い、ハワイアン系の中では、樹勢が強い品種です。
- エレファントイヤー・・・ビッグサイズの白い八重咲きハイビスカスで、よく見ると仄かにピンクものっています。ゾウの耳のようにべろ~んと垂れ下がった花弁が特徴です。
- エンパイヤ・・・ピンク色の花びらに白い筋、中心は濃赤色の星型です。
- オレンジスプラッシュ・・・濃いオレンジに、鮮やかな黄色をちりばめた超ゴージャス大輪セミダブル品種です。樹勢はとても強いのですが、木が成熟するまでは、なかなか花をつけてくれません。
- 愛らしき娘・・・イタリアオペラ最高傑作とも言われているジュゼッペ・ヴェルディの「リゴレット」。思わず引き込まれる迫力、愛らしき娘ジルダの悲劇の結末。ぜひ一度ご観賞あれ!!
- 綾姫・・・岐阜の生産者さんが好んで命名する「姫シリーズ」の内の1つです。季節によっては、ピンク色の部分が、やや黄色みを帯びることもあります。
- 永久の恋・・・タヒチで作られた品種ですが、名前がわからず、お客様のご応募で命名されました。深い愛情と色あせないときめきを感じる色彩のハイビスカスです。富田様ありがとうございました。
- 海美(うみ)・・・「海美」と書いて、「うみ」と読みます。濃厚オレンジの花びら、エッジのフリフリ感、まるで沖縄のカラフルな熱帯魚たちが、海の中で楽しそうに踊っているようですね。
- 薄紫の吐息・・・ハイビスカス園の「ティレーネ」という品種に似ていますが、こちらは中心の赤が大きいのと、花びらが外側に反りかえることが多いのが特徴です。
ハワイアン系Gallery(か行)
【掲載リスト名】
カーニバルライト、カールフレッシュ、カタブキ、カバイロタンゼント、カラーリングブック、キーライムパイ、キッスミー、キャッスルホワイト、キャンプファイヤーガール、クインスター、クインスター、ゲータープライド、ケビン、ゴールデンフロー、ゴールデンベル、ゴールドホワイト、ゴールドマイン、ゴールドレインパール、紅さんご
- カーニバルライト・・・くっきりとしたオレンジ色の鮮やかな品種です。オレンジの単色なのに、こんなにもすてきに咲きます。今にもカーニバルのにぎやかな演奏が聞こえてくるようですね。
- カールフレッシュ・・・明るいオレンジの花びら、中心はピンクですが、白筋の広がり模様がとてもかわいらしいハイビスカスです。命名は名犬わんこ「カールフレッシュ君」からだそうです。
- カタブキ・・・迫力ある深紅の花を、次々と咲かせてくれます。ややエッジにカールがかかっているのが特徴です。まさに真夏というイメージがピッタリの花ですね。
- カバイロタンゼント・・・柔らかなオレンジ色で、平面的に大きく開花するハイビスカスです。ビタミンカラー、特にオレンジ色は食欲を刺激すると言われています。
- カラーリングブック・・・なかなか開花するチャンスが少ない品種なので、咲いていたら要注目です。とても不思議な色をしていますよ。ちなみにカラーリングブックとはぬり絵のことです。
- キーライムパイ・・・キーライムパイとは、フロリダキーズあたりで採れる、小粒で黄色いキーライムのジュースと卵、コンデンスミルクなどを使ったデザートだそうです。
- キッスミー・・・パッと目をひくショッキングピンクの花に、強い自己主張を感じます。りんとした姿勢で花をつけ、こちらに向かってお茶目に「キッスミー!」と言っているよう・・・?
- キャッスルホワイト・・・大きなクシャクシャとした白い花びら、中心にはほのかなピンク色がのる八重のハイビスカスです。命名にもあるとおり、巨大な白城のようですね。
- キャンプファイヤーガール・・・日焼けした横顔、赤くなった頬、そして・・・。若かりし頃の思い出が、たっ~ぷり詰まったハイビスカスなのでしょうね。
- クインスター・・・古くからある品種で、別名「ネイサンチャールズ」とも呼ばれています。紅色のエレガントなフリルが可愛い大輪品種です。
- ゲータープライド・・・ゲーターとはアリゲーターの略だそうです。小ぶりのハワイアンで、写真のような赤紫系の時もあれば、パープルが強くなる時もあります。
- ケビン・・・八重咲きの中でも、この品種のように、お皿の上にコーヒーカップが乗ったような形のものを、特に「カップアンドソーサー」と呼ぶことがあります。
- ゴールデンフロー・・・花びらのチリチリとした質感が特徴です。またオレンジとイエローの絶妙な混じり方にも注目して見て下さい。まるで黄金が流れ出しているように見えますね。
- ゴールデンベル・・・黄金色がまぶしい単色ハイビスカスで、花びらはやや薄く、ひらひらしています。黄色ハイビスカスの花言葉「輝き」の通り、まさにきらびやかに輝いていますね。
- ゴールドホワイト・・・金色に近い黄色の花弁と、中心部の白が品種名の由来でしょう。重厚感のある、凛とした佇まいのハイビスカスです。
- ゴールドマイン・・・岩石の割れ目から、金が湧き出てきそうな花です。季節等の条件によって、金(黄)色の部分はかなり変化します。見事な「金の鉱脈(ゴールドマイン)」を見つけられるかな?
- ゴールドレインパール・・・時期によって上の写真のようになったり、もっと八重になったりします。中心の白部分がきっとパールなのでしょうね。黄金の雨に輝くパール・・・、すごいです。
- 紅さんご・・・古代ギリシャ伝説によると、英雄ペルセウスが、見つめたものはすべて石化してしまう怪物メデューサの首を切り落とした際、ほとばしった血が海に落ち、紅さんごになったそうです。
ハワイアン系Gallery(さ行)
【掲載リスト名】
ザ・パス、サニー、サマーエロー、サンロザリネス、ジェイソンオクモト、ジェイソンブルー、ジェラルド・ディアー、ジェロニモ、ジョアンフィンガートム、ジョージアズパール、シルバーメモリーズ、スイートアンドスープ、スイートピンク、スー・スケリス、スーパースター、スクランブルエッグ、スターメーカー、スタンディングオベーション、スティーブ、セレナーデ、センセーショナルレッド、ソフティースポーケン、紫音、式部ちゃん、深紅の天使、真紅のドレス、白い珊瑚、白の貴婦人
- ザ・パス・・・派手さでは、群を抜いたビビットカラーの大輪です。特にハイビスカスでは、意外に少ない蛍光色系が中心に入るので、強烈な個性を発揮しています。
- サニー・・・なんとも優しげな、ほのぼの系八重咲きハイビスカスです。丈夫な品種で、油断していると数メートルの高さにまで成長してしまいます。多花生で、年中花を咲かせてくれます。
- サマーエロー・・・とてもよく咲く品種で、薄ピンク色の可憐なハイビスカスです。
- サンロザリネス・・・大型でよく花が咲きます。ピンクの部分は季節によって色が薄くなったり、小さくなったりしますが、ハワイアン品種の中での、容姿と花つきの良さはトップクラスです。
- ジェイソンオクモト・・・八重咲きではありませんが、花柱の周囲に、小さな副花弁がついています。子どもがクレヨンで描いた絵のような可愛らしい花ですね。
- ジェイソンブルー・・・この品種独特の何とも表現のしようのないイエローが魅力的です。名前に「ブルー」と入っているのは、中心部の色を指しているのだそうです。
- ジェラルド・ディアー・・・超大輪の力強い花を咲かせます。女性的なイメージが強いハイビスカスですが、これはまさに男花。すばらしい鮮やかさですね。
- ジェロニモ・・・ジェロニモとは、アパッチ族を率いて、アメリカやメキシコの軍隊を震え上がらせた先住民族のヒーローです。
- ジョアンフィンガートム・・・とても珍しい紫色の八重咲き品種です。時々花びらに白い斑点が出ます。また良い条件が重なると、写真のようなメタリックパープルのゴージャスな花になります。
- ジョージアズパール・・・「ジョージアの真珠」、超大輪品種のひとつです。中央から外側に向かって、見事に混じり合う色合い、堂々たる咲きっぷりは見る者を魅了しますね。
- シルバーメモリーズ・・・空に浮かんだ、銀色のお月さまのようなハイビスカスです。この花にはせる「シルバーメモリーズ(=銀色の思い出)」とは、どんな思い出なのでしょうね。
- スイートアンドスープ・・・うっすらとグレー色がかかったマットな黄色です。季節によっては、ゴールドになったり、辛子色になったりします。まるでかぼちゃスープのようですね。
- スイートピンク・・・季節によっては、花が小さくなり、まるでオールドタイプのように見えます。この花の色を見て和まない人はいないのではと思わせるほどのスイートなピンク色です。
- スー・スケリス・・・数種類のピンクが芸術のように織りあい、創作されたような花色です。最も美しいピンク八重といっても過言ではないでしょう。呼び名は「スー・シェリス」かもしれません。
- スーパースター・・・時には25センチ超級の巨大な花を咲かせる、まさにハイビスカス界のスーパースターです。季節によって、オレンジ色に変化します。
- スクランブルエッグ・・・スクランブルエッグといえば、お母さんがよく朝食に作ってくれたあのクリーミーな味わいの卵料理ですね。簡単だろうと思って、適当に作って失敗・・・。意外と難しいのです。
- ジョージアズパール・・・「ジョージアの真珠」、超大輪品種のひとつです。中央から外側に向かって、見事に混じり合う色合い、堂々たる咲きっぷりは見る者を魅了しますね。
- スターメーカー・・・「ジョージアズパール」という品種に似ていますが、こちらの方が中心の赤色部分がうすく小さめで、オレンジ部分の割合が広いのが特徴です。
- スタンディングオベーション・・・スタンディングオベーションとは、素晴らしい演奏や演技に、観客全員が立ち上がって拍手をおくることです。そんな最高の称賛に値する見事な八重咲きハイビスカスです。
- スティーブ・・・花びらは厚く、やや重量感のある印象を与えます。まるでイチゴのかき氷のような美味しそうなハイビスカスですね。
- セレナーデ・・・黄色の花弁に中心よりピンクと白の筋状の模様がある品種です。中輪サイズの、控えめな印象のハイビスカスです。
- センセーショナルレッド・・・西表島からのハイビスカスで、存在感あるショッキングレッドが特徴的な品種です。まさしくセンセーション(=世間をあっと驚かせる)な赤色と言えるでしょう。
- ソフティースポーケン・・・紫の品種ですが、青色素より、やや赤色素が強い感じです。他の紫品種には、紫陽花を連想させる和風テイストがありますが、これは西洋風の雰囲気を漂わせています。
- 紫音・・・こちらは青ではなく、紫系の品種です。品種名はハイビスカス愛好家からの公募で決定しました。季節によってはグレーに近い色になることもあります。
- 式部ちゃん・・・紫なので「式部ちゃん」と命名されたそうです。ヒラヒラ感のある涼しげな印象のハイビスカスです。
- 深紅の天使・・・真っ赤な花が次々と咲くすごい品種です。まるでたくさんの天使たちが空から舞い降りてきているよう。思わず吸い込まれてしまいそうな深紅色です。
- 真紅のドレス・・・赤でもなく、紅でもない、「深紅」。シックな装いのハイビスカスです。ハリウッド女優なら、この色のドレスをさらりと着こなせそうですね。
- 白い珊瑚・・・柔らかな白い花びらに、中央のアクセントピンク、とても可愛らしいハイビスカスです。波打ち際に押し上げられた、真っ白なサンゴを連想させてくれますね。
- 白の貴婦人・・・白い貴婦人が艶やかな服を広げているような花です。ハイビスカスの花言葉は、色ごとに異なっていて、白色ハイビスカスは「繊細な美」。まさしくぴったりな品種です。
ハワイアン系Gallery(た行)
【掲載リスト名】
タイムフォーマジック、ダウンN、タヒチアン・パープルシャドー、タヒチアンイエロージャイアント、タヒチアンサンセットセレナーデ、タヒチアンボルテージ、ダブルパープル、タミポン、ダリサイ、タンゼントイエロー、チェリータンゴ、チャールズ・ニー、チョコレートムース、ティゲラマ、ティレーネ、トパーズグローリー、ドラゴンブレス、トロピカルファイヤー
- タイムフォーマジック・・・季節や栄養状態により、花弁が黄~金色に変わり、中心の紫色の割合も変わるため、その時々でかなり印象が異なります。マジックショーのようなハイビスカスですね。
- ダウンN・・・黄色の花弁で、中心が白色の品種は、数え切れないほどありますが、この花はその中でも最大級の品種です。レモン色が鮮やかですね。
- タヒチアン・パープルシャドー・・・タヒチで作られたハワイアン品種です。南国の黄昏を思わせるやさしいパープル色ですが、花のサイズは超特大!25センチ級の花が次々と開きます。
- タヒチアンイエロージャイアント・・・この品種は、当園何百種の中でもナンバーワンの大きさを誇ります。大人の頭と同じぐらいの巨大な花は見る者を圧倒しますね。もし咲いていたら、ぜひ記念撮影を!!
- タヒチアンサンセットセレナーデ・・・サンセットセレナーデとは、夕べのひとときに屋外で演奏される、恋人や女性に歌って聞かせる音楽を指します。セレナーデの歴史は古く、中世にまで遡ると言われています。
- タヒチアンボルテージ・・・よく咲いてくれる品種のひとつで、美しい平面的な開花をします。中心の見事な濃赤色、エッジへと広がるピンク、タヒチの熱気が伝わってきそうなハイビスカスです。
- ダブルパープル・・・別名「イザベル・ベアード」、「イザベルパープルダブル」とも呼ばれ、季節によってはもう少しうす紫色の時もあります。エレガントな花はまるで美しい貴婦人のようです。
- タミポン・・・マットなピンク色に、まわりを彩るひらひらのレモン色が特徴の大輪種です。この名前の由来は、両親の名前が「タミー・フェイ」と「ポニーB」だったからだそうです。
- ダリサイ・・・タガログ語で「清い」という意味です。
- タンゼントイエロー・・・黄色系品種は沢山ありますが、どの花もそれぞれ独特の色あいをしています。微妙に違うのです。この品種は、その中でも一番鮮やかなレモン色に近い黄色をしています。
- チェリータンゴ・・・ややマッドなピンクに、白い模様がのる八重咲き品種で、誰にも好かれる可愛らしいハイビスカスです。アルゼンチン・タンゴを踊っている楽しさが伝わってきますね。
- チャールズ・ニー・・・ハワイ・オアフ島の最も有名なハイビスカス農園ニー・ナーセリーのチャールズ・ニーさんが長年にわたる育種家人生の中で、自身の名をつけた唯一の品種だそうです。
- チョコレートムース・・・ハイビスカスの中では少数派のブラウン系品種です。まるでチョコレートを溶かしこんだような、今にもあま~い香りがしてきそうな色ですね。
- ティゲラマ・・・ブラウン系にしては珍しい大型品種で、真ん中からの赤色のアクセントも魅力的な色合いです。もう少しブラウン色が強く出る時期もあります。
- ティレーネ・・・雨の日には、巨大な一輪だけのアジサイのように見えます。アジサイも「七変化」しますが、このティレーネも、シルバー・ライトグレー・もう少し濃い紫などに、色を変化させます。
- トパーズグローリー・・・グローリーとは前方に厚い霧が立ち込める時、陽光を背にして立つと、自分の影が霧に大きく映り、その周りに色のついた光輪が見える現象で「仏の御光」とも言います。
- ドラゴンブレス・・・「炎のごとき竜の息」、それがネーミングの由来なのでしょう。己を焼き尽くすかのような鮮烈な花色と力強い咲きっぷりは、園芸種の傑作のひとつです。
- トロピカルファイヤー・・・中心の赤~オレンジ、そしてエッジの黄色へと達する鮮やかなグラデーションはとても見事です。まるで、炎が燃え上がっているかのようですね。
ハワイアン系Gallery(な行・は行)
【掲載リスト名】
ニューステッド、バー・フィリップス、バーバラリー、パープルドラゴン、ハームゲラー、パイロンメッツ、はごろも、ビーチボール、ビクトリアハーディー、ヒワヒワナニ、ピンクパープル、ピンクボルテージ、ピンクマドンナ、ピンクレディ、ファンタジーチャーム、フィフスディメンション、フージャーズ、フォスターブレディ、フセルダブル、ブラウンダービー、プラムクレージー、プリンセス・カワナナコア、フルムーン、プレジデント、フレンチトースト、フローレンス・ナイチンゲール、ベアー、べにちどり、ヘブンシェント、ペルセフォン、ホーキーホーキー、ホットパプリカ、ホニホニ、ポリネシアンゴールド、ポルガドット、ボルケーノ、ホワイトサテン、ホワイトレイズ、名もないハワイアン
- ニューステッド・・・薄紫色の花びらに、少し濃い色のリングが入ります。ラブダナやルナダストなどと似ていますが、ニューステッドのリングは、花びらのエッジぎりぎりにあるのが特徴です。
- バー・フィリップス・・・赤色にわた雪をそっとのせたような花びらです。名前の由来はバスバリトンの声楽家「バー・フィリップス氏」からのようです。
- バーバラリー・・・忘れもしない9.11同時テロ、そしてアフガン報復戦争。そんな中、戦争では平和な世界は作れない事を説き、議会でただ1人、戦争反対投票をしたのがバーバラ・リー議員です。
- パープルドラゴン・・・誰もが目を引かれる濃紫色、エッジに向けて広がる赤紫。大きさは中輪のハワイアンですが、まさにパープル系ハワイアンの代表品種とも言えるのではないでしょか。
- ハームゲラー・・・中心の赤い部分のエッジがギザギザなのが特徴です。原始的な食虫植物のようですね。ちなみに若い女性を好むらしいので、該当者の方は、お気をつけて通行下さい。
- パイロンメッツ・・・成長すると25センチ以上の大きさの花が咲くようになる最大級クラスのハイビスカスです。また乳白色の花弁はとても厚く、重厚感があります。
- はごろも・・・透き通るようなホワイト、中心のうっすらとしたほのかなピンク。この清らかさを持つ品種はそうそうないのではないでしょうか。清らかさナンバーワンのハイビスカスです。
- ビーチボール・・・とてもユニークな八重咲き品種で、紙細工で作った玉のような形をしています。一重咲きのものと比べると、さすがに開花の頻度は低く、花を見られる機会は多くありません。
- ビクトリアハーディー・・・ホットピンクの花びらに、真っ白なエッジ、コントラストの高い美しいハイビスカスです。たくさん咲いてくれますが、肥料が少なくなると白っぽい花になってしまいます。
- ヒワヒワナニ・・・「ヒワヒワ」とは、ハワイ語で「大切な」という意味。「ナニ」は美しいという意味だそうです。葉っぱは、ゴツゴツして面白い形をしています。
- ピンクパープル・・・その名の通りのピンクパープルに、白色エッジの花です。上の写真は、なかなか開かずゴワゴワしている所だったのですが、きっとこの後、花開いてくれることでしょう。
- ピンクボルテージ・・・同ハウス内「タヒチアンボルテージ」のピンクバージョンです。タヒチアンボルテージに比べて、ピンクの部分が広くなっているのが特徴です。
- ピンクマドンナ・・・ 日本に古くからある「マドンナ(別名ヒノマル)」のピンクバージョンの品種です。真ん中の赤丸にふんわりピンクは、まるで少女のようですね。
- ピンクレディ・・・「ピンクレディー」と言えば、知らぬ者なし。永遠のスーパーアイドルです。「ペッパ~警部ッ♪♪♪」
- ファンタジーチャーム・・・赤に近い濃ピンクの花びら、グラデーションをかけながら白くなってゆくエッジ、とても幻想的な色合いを持った大輪品種です。花びらのごわごわ感もまた可愛いですね。
- フィフスディメンション・・・「五次元」という名の由来ですが、この花は咲き始めと終わりで色が変化します。上写真は咲き始め、左写真は咲き終わりです。
- フージャーズ・・・白い花弁に赤い縁どり、ハイビスカス愛好家の中には「クジラベーコン系」と呼ぶ者も・・・。インディアナ州の住人、出身者を「フージャーズ」と称するそうです。
- フォスターブレディ・・・中心の透き通るようなピンクアクセントが魅力の、八重咲きハイビスカスです。もっと和風のピンク八重もありますが、こちらはハワイアンらしい雰囲気の八重ですね。
- フセルダブル・・・くしゃくしゃとした濃紅色のきれいなハイビスカスです。八重の中では小ぶりで可愛らしい花です。また花びらの裏側もなかなかな素敵なので、そっとのぞいて見て下さい。
- ブラウンダービー・・・ブラウン系八重咲きハワイアン品種の代表格です。花弁の中心はうっすらピンク色です。季節により赤茶~うす茶色まで変化します。
- プラムクレージー・・・うす紫の花を咲かせる時期が長いのですが、季節によっては、希少なメタリックカラーになる品種です。ぜひご一見下さい。
- プリンセス・カワナナコア・・・ハワイ王朝末裔の本家として現在も存続するのがカワナナコア家系です。プリンス・カワナナコアは19世紀末、ハワイ王朝激動時代に奔走したひとりの青年貴族です。
- フルムーン・・・とても古くからある品種のひとつですが、近年はあまり出回らなくなってしまいました。黄色のオールド系八重咲きの代表的品種です。
- プレジデント・・・典型的な赤の品種に見えますが、ふたまわりほど大きい、BIGなハイビスカスです。さすがプレジデント(=大統領)ですね。
- 105 フレンチトースト・・・パンをミルクやオレンジジュースなどに浸して焼くフレンチトーストには、色々なレシピがあるように、ハイビスカスのフレンチトーストも季節によって違ってきます。さあ今朝の焼き上がりは・・・?
- フローレンス・ナイチンゲール・・・びら1枚ごとに入るピンクの放物線が風車のように見えますね。F・ナイチンゲールへの敬慕を込めた命名です。
- ベアー・・・樹形はややほふく型で、地面を這うように成長します。成長は遅い品種ですが、カラフルな色合いの明るい花を咲かせてくれます。
- べにちどり・・・深紅の大輪ハイビスカスです。他の赤色ハイビスカスとの微妙な色合いの違いをご覧ください。
- ヘブンシェント・・・品種名の「ヘブンシェント」とは「神の与えしもの」という意味のようです。めいっぱい明るいレモン色は思寵のように元気と優しい気持ちを与えてくれます。
- ペルセフォン・・・ペルセフォンは、ギリシャ神話に登場する冥界の女王です。彼女が冥界に滞在する期間が、実りのない、我々にとっての冬という季節にあたります。
- ホーキーホーキー・・・濃ーいオレンジ色と、真ん中の大きな赤丸が魅力的な品種です。雄々しい姿の、勇ましいハイビスカスですね。
- ホットパプリカ・・・油絵に描かれるようなクラシックな雰囲気を持つハイビスカスです。花びらの縁がほんの少し巻いたようになるのが特徴です。
- ホニホニ・・・ ちりめんのような質感の花弁と、優しげな黄色が、心を和ませてくれます。「ホニ」とは、おでこと鼻をくっつけて、お互いの匂いをクンクン嗅ぐ、ハワイ式のキスのことです。
- ポリネシアンゴールド・・・鮮やかで、花つきのよいイエローの八重です。白人社会にハイビスカスが紹介された当初には、一重の花よりもこのような八重咲きが好まれたとの記録があります。
- ポルガドット・・・水玉という名がついていますが、白いスポットが、丸くなることは少なく、季節によってはただの赤いハイビスカスになってしまいます。白い水玉を見られた人は超ラッキー!!
- ボルケーノ・・・ハワイの農場からの品種で、非常に多花性です。名前のごとく、火山のような真紅の花弁と、溶岩流を思わせる黄色の筋が特徴です。
- ホワイトサテン・・・滑らかで光沢のあるサテンのような花びらに、明るい蛍光ピンクが印象的なハイビスカスです。季節によって薄ピンク色になる時もありますが、とても樹勢の強い品種です。
- ホワイトレイズ・・・白い花弁に、赤い放射状の線が入った不思議な柄の花です。ハワイアン系に分類してありますが、オールド系との中間のような品種で、花のサイズも中ぐらいです。
- 名もないハワイアン・・・名前がなかったので「名もないハワイアン」と命名しました。(命名になってないかな!?)つや消しされたような黄色の花びらに、オレンジ紅がふんわりとのっています。
ハワイアン系Gallery(ま行・や行)
【掲載リスト名】
マーキュリー、マグナリサ、マザリーラブ、マドンナ、マユミ、マリリン・クエール、マルーンスター、マンゴマットネス、ミスウエノ、ミスティックピンク、ミセスユミ、ミントキャンディー、ムーンライズ、モーニンググローリー、モネ、モミ、雪の涙、夕焼け雲
- マーキュリー・・・水星の英名である「マーキュリー」と名付けられたハイビスカスです。赤~ピンク~黄色とすごいコントラストをしていますね。
- マウイビューティー・・・ハワイアン系に分類していますが、中ぐらいサイズで、オールド系に近い品種です。特徴であるピンク色のリングは、季節によって太さが変わります。時には「ナルト」に見えることも。
- マグナリサ・・・季節によって、花弁に入る白いスポットが変化する品種です。(ただし寒い時期は赤一色になってしまうこともあります。)
- マザリーラブ・・・お母さんの香りがしてきそうな、母性愛を想像させる、ふんわり優しい色をしたハイビスカスです。花全体にふっくら丸みがあり、縁どりがあるのが特徴です。
- マドンナ・・・古くから流通している品種で、真ん中が赤いことから、別名「ヒノマル」とも呼ばれています。マドンナ(聖母マリア様)の名に恥じない清らかな美しさです。
- マユミ・・・純白の中心に、ウエーブのかかった黄色の花びらが特徴の中輪ハイビスカスです。こんなすばらしい花名にぜひ命名されてみたいものですね。
- マリリン・クエール・・・メタリックな紫の花びらが魅力的な品種です。マリリン・クエールはパパブッシュ時代の副大統領夫人、政界のセレブです。
- マルーンスター・・・マルーンスターとは、「栗色の星」。中心の暗い部分が星形になっています。類似の品種が思い当たらないユニークな模様の花ですね。
- マンゴマットネス・・・「当園自慢のマンゴーそっくり~!」なんて(笑)。花びらのマッドな質感、オレンジグラデーションの美しさで異彩を放っている品種です。
- ミスウエノ・・・純白の品種ですが、時にはポッと頬を赤らめたようなピンク色に染まります。ちなみに当農園がある場所は「上野(ウエノ)」ですので、我こそはと思われる女性は立候補下さい。
- ミスティックピンク・・・この白&ピンクは、ハイビスカスのスタンダードパターンの一つです。モーニンググローリーと酷似していますが、花のサイズはモーニンググローリーよりやや大きめです。
- ミセスユミ・・・ 最近では宮古島のあちこちでも見られるようになってきた、育てやすい人気のハイビスカスです。トロピカルなグラデーションカラーをぜひご覧あれ。
- ミントキャンディー・・・キャンディーレッドの花びらに、筆で書きなぐったような白ラインのワイルドな花です。紅白模様の花は沢山ありますが、その中でも、最も大きく咲いてくれる品種の1つです。
- ムーンライズ・・・ムーンライズとは「月の出」です。月を見上げると不思議と心が安らぎますね。また昔から月光浴は最高の美人薬と言われていますので、必要な方は是非お試しあれ!
- モーニンググローリー・・・モーニンググローリーとは朝方を中心に現れる、巨大なロール状の雲帯のことです。オーストラリア北部付近でよく観測され、グライダー達の人気スポットだそうです。
- モネ・・・印象派の大家、水と花のある庭を愛した「光の画家」モネの名を頂いた花です。まるでフランス貴婦人のよう。
- モミ・・・紅絹(モミ)とは、紅で染めた薄手の絹布で、もっぱら小袖の裏などに用いられました。うこんで黄色に下染めし、さらに紅をかけ、もみじ色の緋色に染め上げていくそうです。
- 雪の涙・・・白い花びらにうっすらとパープル&ピンクがのります。雪の夜が明けた朝のキラキラとした銀世界を思わせるハイビスカスです。きっとこれが雪の涙色なのでしょうね。
- 夕焼け雲・・・石垣島のハイビスカス名人が育種した、“石垣ハワイアン”の一つです。成長はとても遅い品種ですが、オレンジ色のベースに、神々しい光のようなパターンがよく似合います。
ハワイアン系Gallery(ら行)
【掲載リスト名】
ライト、ラブストーリー、ラブダナ、ラベンダーウォルフ、ラムランナー、リバース、ルイーズ・ベネット、ルーシー、ルッキーザット、ルナダスト、ルネサンスブルー、レインボー、レッドファンタジー、レッドフレアー、レディーアデル、ローズレッド、ロスワトソン
- ライト・・・単色なのにとても魅力的な好感度の高いハイビスカスです。花の色は、時期によって薄くなりますが、どんな時も、その時なりの美しさを見せてくれます。
- ラブストーリー・・・誰でも持っているラブストーリー。あの日その時、様々なシーンがありますが、この花も白い部分の色合いが環境によって変化します。今日はどんな物語が花咲くのでしょう。
- ラブダナ・・・薄いピンクの花びらに、明るい紫のリング。この系統のハイビスカスは結構たくさんあって、見分けるのには、ちょっとしたコツが入ります。
- ラベンダーウォルフ・・・クラシックな舞踏会用のドレスを連想させる華麗な花です。フリルの可愛らしさもトップクラス。見かけによらず、接ぎ木での活着率も高い、元気さを兼ね備えた品種です。
- ラムランナー・・・ラムランナーとはカリブ海の密輸船のこと。ラム酒をラッパ飲みした海賊が、赤ら顔で笑ったような、そんな表情が面白い、酔っ払いハイビスカスです。
- リバース・・・よくある黄色と白のパターンですが、このハイビスカスには特徴があります。開きかけは反るように咲き、その後、上の写真のように普通に丸く咲くという面白い品種です。
- ルイーズ・ベネット・・・ルイーズ・ベネットは、コメディエンヌにして歌手、民族学者と沢山の顔を持つ、ジャマイカの肝っ玉母さんでした。
- ルーシー・・・花は小ぶりですが、ハワイアン品種です。また、うす紫色の花弁に、クリーム色のエッジが基本ですが、季節によっては、もっと青みがかった花を咲かせることもあります。
- ルッキーザット・・・これも園芸品種の傑作のひとつです。シンプルな赤・白・黄色の組み合わせで、こんなに斬新なデザイン。最初に見た人はびっくりしたんでしょうね。英名は「Look it that!」
- ルナダスト・・・「月の結晶(=ルナダスト)」紫リング系ハイビスカスの1つです。同系統の「ラブダナ」と比べると、花びらの色がやや薄いようです。
- ルネサンスブルー・・・ルネサンスの名に恥じぬ、見事な紫系の品種です。星空のような白点をちりばめた花弁は、まるで宇宙を内包しているように見えます。
- レインボー・・・きれいなピンク色にレモン色の縁どりで、少し反るようにして咲きます。しかし、どうしてレインボーなのでしょう?5色ほど足りない気が・・・。
- レッドファンタジー・・・ハワイアン系の中では、小さくキュートな花を咲かせる品種です。この品種をはじめ、赤系ハイビスカスは、冬は赤味が濃くなり、ただの赤い花になってしまうことがあります。
- レッドフレアー・・・樹勢が強く、花をよく咲かせてくれる姿には、とても迫力があります。よく見ると中心から花弁の縁にむかって、濃いピンクからピンク色になっていて、美しさを際立たせています。
- レディーアデル・・・ビビットなトロピカルカラーとは一線を隔した、気品ある色合いの八重です。
- ローズレッド・・・しっかりした樹勢で、明るい色調の花をつけるハイビスカスです。同じコーナーにあるキッスミーとよく似ていますが、こちらの方が、蕾のときから姿勢がよく、ちょっと気取り屋さんです。
- ロスワトソン・・・とても古くからある品種で、ダブルの花びらが八重のようになっています。春の日射しのようなやわらかなイエロー、見ているだけで幸せになれそうなハイビスカスですね。
オールド系Gallery(A行・あ行・か行)
主に単色で中輪サイズの花、花数が多く、葉のふちがギザギザしているのが特徴。ハワイアン系よりも成長が早く、挿し木でも簡単に増やすことが可能。(画像は3秒ごとに自動再生されますが、カーソルを画像に重ねて左右の矢印をクリックして手動で再生することができます)
【掲載リスト名】
AD45、AD47、ADテイカル、アーピオ、アイスピンク、アニリー、アメリカンビューティー、イエローベル、ウィールウィンド、うりずん、エラブの春、カルメンレッド、キャプティバウィンド、ゴールデンイエロー、ゴールデンウィンド、ココナッツウィンド、こなつ、赤い妖精、大きなリトルエンゼル、織姫、京小町、月華、護得久シンプル
- AD45・・・思わず目を止めてしまう鮮紅色、しっとりとした艶のある花びら、シンプルな花でありながら、見れば見るほど、味わい深い品種です。
- AD47・・・とても元気なハイビスカスで、明るい赤色の花をたくさん咲かせてくれます。上の写真では分かりづらいのですが、エッジがややギザギザしているのが特徴です。
- ADテイカル・・・AD45とやや似ていますが、似て非なるものなり。微妙に違います。こちらの方が中心から現れる白色が大きいのと、花びらの赤色が濃いのが特徴です。
- アーピオ・・・1910年頃のハワイの資料にも、すでに登場しているほど古くからある品種です。決して目立つ花ではありませんが、美しいクリーム色の凛々しい花を咲かせます。
- アイスピンク・・・スピカによく似ている白とピンクのハイビスカスです。こちらもオールド系に大別していますが、典型的なそれに比べ、枝がまっすぐに伸びるなどの特徴があります。
- アニリー・・・クラシックな品種で、花びらの中心から、周縁部に伸びるオレンジラインが特徴です。枝が横方向に暴れて伸びるので、栽培にはやや広いスペースが必要です。
- アメリカンビューティー・・・とてもよく咲く品種で、やわらかな赤紅色の花びらに、中心はピンク色、平たく平面的に開花するのが特徴です。これぞまさしくアメリカンビューティー!!
- イエローベル・・・色を基調として、あまり境界のはっきりしないオレンジが入ります。花のサイズはそれほど大きくはありませんが、多花性で鈴なり状態の開花は見事な眺めです。
- ウィールウィンド・・・シリーズの中でも、特に人気の名花です。理由は説明不要ですね。アメリカのヨダー社に専売権のある品種で、日本では夏季にホームセンター等で鉢物として販売されています。
- うりずん・・・近年発見(発掘)された品種で、花びらのグラデーションが美しい花です。沖縄で「うりずん」とは、寒さが終わり、初夏へと向かう時期(旧暦の2~3月頃)を指します。
- エラブの春・・・「アマン」というハイビスカスの枝変わり品種です。枝変わりとは、何らかの原因で、ある枝だけに本来の色とは異なる花が咲くことです。
- カルメンレッド・・・カルメンイエローより突然変異により出た品種です、カルメンイエローと同じ小花ですがたくさんの花を咲かせてくれます。
- キャプティバウィンド・・・落ち着いたうすい小豆色の花で、花弁のエッジが濃いのが特徴です。アメリカのヨダー社に専売権のある品種で、日本では夏季にホームセンター等で鉢物として販売されています。
- ゴールデンイエロー・・・花びらからおしべ、めしべまで、すべてが鮮烈なイエローです。オールド系ですが、花はやや大きく、ヒラヒラした花びらが南国ムードを演出します。
- ゴールデンウィンド・・・濃い卵黄色の花弁が、目を引きます。シンプルながら、印象の強い花です。アメリカのヨダー社に専売権のある品種で、日本では夏季にホームセンター等で鉢物として販売されています。
- ココナッツウィンド・・・ココナッツ果肉のような、透明感のある白さに、根強い人気があります。アメリカのヨダー社に専売権のある品種で、日本では夏季にホームセンター等で鉢物として販売されています。
- こなつ・・・石垣島のハイビスカス名人の手によって生み出された品種です。うす皮をむいた夏ミカンの果肉を想像させる柑橘色系ハイビスカスですね。
- 赤い妖精・・・ハイビスカス愛好家が西表島で発見(発掘)してきた品種です。色は素朴な赤、小ぶりの花を鈴なりに咲かせる和風のハイビスカスです。
- 大きなリトルエンゼル・・・同ハイビスカス園内に植えてある「リトルエンゼル」の大型バージョンの品種です。花びらの色はリトルエンゼルの黄色よりも、レモン色に近い色をしています。
- 織姫・・・沖縄では時々、庭や道端で目にすることができます。少しずつ形状の違った様々な亜種が存在します。丈夫で、たくさん咲くので、自宅に地植えするにはお薦めです。
- 京小町・・・キリリとした威厳、自然な上品さ、まるで京都・祇園の舞子さんを思わせる和風ハイビスカスですね。性質は強く、丈夫な品種です。
- 月華・・・別名「キューティーイエロー」とも呼ばれ、沖縄では古くから親しまれてきた品種の一つです。特に八重山地方の島々では、よく道端などで見ることが出来ます。
- 護得久シンプル・・・沖縄本島東村の護得久(ごえく)さんから頂いた品種です。とても樹勢が強いので、接ぎ木の台木にも適しています。
オールド系Gallery(さ行・た行・は行・ま行・や行・ら行)
【掲載リスト】
サマーレッド、サラマンカ、スノーホワイト、スピカ、デビルレッド、バーミロンリーダー、パステルピンク、ビアンコ、ピーチ姫、ビターオレンジ、ピンクパーシーカラー、ピンクパフィー、フィジアンイエロー、フィジーアイランド、ブリリアント、プリンセスモモ、ペインテッドレディー、ペパーミントウィンド、マダムペレ、メリーピンク、やんばる姫、リオ、ルビーアイ、レッドスター、レモンイエロー、レモンイエロー姉妹品種、レモンチーフ、ローズミー、初紅、南姫
- サマーレッド・・・こちらはあまり流通していない赤の品種です。日本では岐阜の生産者さんが所有・販売しています。特徴は中心の色の濃い部分が、星の形をしていることです。
- サラマンカ・・・サラマンカはスペイン西部の都市で、旧市街地は世界遺産にも登録されているほど歴史ある場所です。陽気で情熱的なスペイン人のような花ですね。
- スノーホワイト・・・沖縄県・西表島からの品種です。真っ白な花びらに、ふんわりと彩るクリーム色。まさに白の芸術ですね。(季節によっては真っ白な時もあります。
- スピカ・・・別名「フィジアンホワイト」です。便宜上オールド系に大別していますが、コーラル系やフィジー系などに分類されることもあります。小ぶりで上向きの花を沢山咲かせます。
- デビルレッド・・・どこがデビル?と考えてしまいますが、これを命名した生産者さんは、「どこかにギザギザがある品種は「デビル○△○」と決めているようです。しかし、どこにギザギザが??
- バーミロンリーダー・・・「サマーキング」の枝変わり品種です。バーミロン(バーミリオン)とは、朱色に近い色のことで「銀朱」と呼ばれています。朱色よりもやや黄色味の強い鮮やかな色です。
- パステルピンク・・・沖縄では時々見かける品種で、宮古では下地線から空港に曲がる三角地点にあります。目立つ花ではありませんが、西洋絵画に描かれる清楚な花々を想像させます。
- ビアンコ・・・「ビアンコ」は、イタリア語で「白色」という意味があります。命名のとおり真っ白な花びらですが、時期によっては、ほのかなピンク色に染まることもあります。
- ピーチ姫・・・花はオールド系の中でも小さな部類で、薄桃色の花弁に、黄色の柱頭がアクセントのかわいらしい品種です。葉も小さくて細長い形をしています。
- ビターオレンジ・・・オレンジの花びら1枚1枚に、濃淡のグラデーションがかかっていて、見れば見るほど、強く惹かれていくような不思議な色合いです。
- ピンクパーシーカラー・・・沖縄でよく見かけるハイビスカスその1です。バーシカラーとは「色分けされた」みたいな意味ですが、他に「コモンピンク(標準的なピンク)」という別名もあります。
- ピンクパフィー・・・とにかくキュートなピンク色で、シンプルながら可愛らしさでは、数ある品種の中でも上位グループに入ります。オールド系ですが、近年作り出された品種です。
- フィジアンイエロー・・・オールド系に大別していますが、フィジアン系、コーラル系などに分類されることもあります。花は小ぶりで、空に向かって咲きます。花びらの色が白い「スピカ」とは姉妹品種です。
- フィジーアイランド・・・花の形から受ける印象は、やや原始的なのですが、交配種なのだそうです。本当にフィジーから来たのかも含めて、詳細は不明です。
- ブリリアント・・・沖縄でよく見かけるハイビスカスその3です。古くから世界中で最も流通している園芸品種ですが、バリエーションが非常に多いため、見分けるのが難しい品種です。
- プリンセスモモ・・・とても薄いピンクの花びらですが、縁の部分の色が少しだけ濃くなっています。寒色ではないのに、清涼感を漂わせる不思議なハイビスカスです。
- ペインテッドレディー・・・「描かれた女性」、もしくは「お化粧した淑女」の名前を持つこの品種は、沖縄でよく見かけるハイビスカスその2です。季節によっては、花弁の白いラインが強くなります。
- ペパーミントウィンド・・・葉脈のような花弁のパターンが特徴的な最近の品種です。アメリカのヨダー社に専売権のある品種で、日本では夏季にホームセンター等で鉢物として販売されています。
- マダムペレ・・・ハワイ島キラウエア火山に住む「火の女神ペレ」の名を持つ品種です。五弁が重ならず、人型にも見えるこの花は、憤怒したペレが、炎の化身として現れた姿を彷彿させます。
- メリーピンク・・・「アマン」より出た品種で、大きめのひらひらした花びらが特徴です。初夏にぴったりの陽気で楽しそうな花ですね。
- やんばる姫・・・ハイビスカスの花の中心色は、赤が基本(受粉に役立つ小鳥を引き寄せる為)なのですが、これは白です。したがって、この花は人が交配して出来た品種と推測できます。
- リオ・・・近年たくさん流通しているピンクと、赤の中間色の品種で、花びら全体がフリルのように波打っています。樹勢も強く、たくさんの花をつけてくれます。
- ルビーアイ・・・他の赤いハイビスカスに比べ、少し色調が異なっている鮮やかな花びらの品種です。中心の濃い部分が大きいのもルビーアイの特徴になっています。
- レッドスター・・・沖縄でよく見かける品種その4です。その形はまさに基本形なのですが、ブリリアントが世界基準であるのに比べて、こちらは日本の生産者の手によって広まった品種です。
- レモンイエロー・・・国内で最も早い時期から流通していた代表的な園芸品種です。「ハワイアンイエロー」という名で出回ったこともあります。ハケで描いたまつ毛のような赤いラインがユニークです。
- レモンイエロー姉妹品種・・・色合いや形状が少しだけ異なるものを姉妹品種と呼びますが、これは同コーナーにある「レモンイエロー」を基本種とする姉妹品種です。厚みのある山ぶき色の花弁です。
- レモンチーフ・・・花サイズがやや大きめなので「レモンの主任」的な意味で命名したのではないでしょうか。すぐ右側の「ゴールデンイエロー」と激似です。どこが違っているか分かりますか?
- ローズミー・・・赤~ピンク、そして白へのグラデーションは、ハイビスカスでは珍しくありませんが、それに加えて、花サイズの小ささが、この品種の可憐さを際立たせています。
- 初紅・・・写真よりももっと薄ピンクだったり、時期によっていろいろな雰囲気に変化する面白い品種です。ひらひらとした薄い花びらがとても涼しげですね。
コーラル系Gallery
フウリンブッソウゲの血を継ぎ、めしべが長く、垂れ下がったように咲く。寒さには弱いが、他系統の開花が少なくなる夏場にもたくさんの花を咲かせる。(画像は3秒ごとに自動再生されますが、カーソルを画像に重ねて左右の矢印をクリックして手動で再生することができます)
【掲載リスト】
ウォーターホールピンク、オレンジフラミンゴ、コーラルピンク、コーラルホワイト、コーラルレモン、スノーフレーク、レッドフラミンゴ、夕鶴
- ウォーターホールピンク・・・同じ系統の「コーラルピンク」よりも目にする機会の多い品種で、宮古島の道端でもよく見ることが出来ます。すくすく伸びて、すぐに2mに達します。
- オレンジフラミンゴ・・・コーラル系二段咲きオレンジ色品種です。夕鶴とは、中心の色が違います。(夕鶴は白色、こちらは赤色)
- コーラルピンク・・・沖縄によく自生している品種の一つで、別名「ピンクバタフライ」や「デインティー」とも呼ばれています。とても涼しげなピンク色の花ですね。
- コーラルホワイト・・・コーラル系ですが、アカバナの白バージョンといった感じのハイビスカスです。別名「ピンクバタフライホワイト」とも呼ばれています。
- コーラルレモン・・・ギュッと搾ったレモン果汁のような色をした清々しいハイビスカスです。花はブッソウゲ(アカバナ)とよく似た形をしています。
- スノーフレーク・・・葉に斑が入ったハイビスカスで、ブッソウゲに似ていますが、花ではなく、葉を愛でる品種です。清々しい柔らかな葉色は、どんな色をも引き立ててくれるでしょう。
- レッドフラミンゴ・・・コーラル系二段咲きの、赤色品種です。性質は強く、どんどん成長します。また二段咲きの仲間は「ちょうちん」と呼ばれることもあるようです。
- 夕鶴・・・コーラル系二段咲きの品種です。まるで夕焼け空の中を飛翔する鶴のようですね。
原種Gallery
もともと自然界に自生していた品種で、現在の園芸品種の元になっている。世界でも約20種のみとされ、いくつもの品種が絶滅危惧種に指定されている。(画像は3秒ごとに自動再生されますが、カーソルを画像に重ねて左右の矢印をクリックして手動で再生することができます)
【掲載リスト】
アーノティアヌス、インスラリス、コキオ、フウリンブッソウゲ、ブッソウゲ、ポリアヌス、リリフロレス
- アーノティアヌス・・・清涼感あふれる白の原種です。名前は英国の植物学者ジョージ・アーノットにちなんだもので、ハワイでの本来の呼び名は「コキオ・ケオケオ(純白のハワイ産ハイビスカス)」です。
- インスラリス・・・オーストラリア東海岸のはるか沖合、絶海の孤島ノーフォーク原産「世界で最も貴重なハイビスカス」。他品種との交配は不可、沖縄での開花は冬のみに限られています。
- コキオ・・・ハワイ諸島(ラナイ・ニイハウ・カホラヴェ島を除く)に分布する赤い原種です。多くの園芸品種の交配親になったことでも知られています。
- フウリンブッソウゲ・・・アフリカ東海岸に浮かぶザンジバル島が原産といわれるハイビスカスです。めしべが長く、下向きに咲く「コーラル系」は、この品種の血を継いでいます。
- ブッソウゲ・・・最も有名なハイビスカスでありながら、原種なのか交配なのか分からない謎に満ちた品種です。漢字では「仏桑花」と書き、沖縄では「アカバナ」と呼ばれています。
- ポリアヌス・・・インド洋マダガスカルの東海上に位置するマスカレン諸島(モーリシャス島が有名)が原産です。赤ピンクの小花がいっきに開花し、とても可愛らしい様子を見せてくれます。
- リリフロレス・・・絶滅を危惧されている品種で、日本ではごく限られた植物園でしか見ることが出来ません。「ユリサキムクゲ」という和名もあります。